4周年企画 メンバー紹介
4周年企画 DD4Dみんなのチャレンジ|まずはなんでもトライ!DD4Dのニューフェイス REI
おかげさまでDD4D BREWINGは、2023年5月30日に4周年を迎えます。そこで、私たちの掲げるビジョン”「誰もが、自分の道を進める世界」をつくる”をテーマに特集ページ『DD4Dみんなのチャレンジ』を公開しました! DD4Dメンバーの挑戦やオフの姿などを知って頂くことで、クラフトビールを通じて一人でも多くの人の“一歩を踏み出すきっかけ”をつくることができればと私たちは考えています。 REI "まずはなんでもトライ!DD4Dのニューフェイス REI" DD4Dに入ったきっかけを教えてください! 大学時代は医療研究に携わっていたんですが、その頃からものづくりの業界に興味がありました。大学院で、がん細胞をモニタリングをするための標識材料という物質を作っていました。具体的にいうと、ホタルの光を応用した発光システムを、人間のがん細胞のメカニズムを調べる材料に応用できないかという研究です。ものづくりを通して、色んな技術を繋ぎ合わせて新しいカルチャーを生み出せないかと思い、卒業後は化学品・医薬品を扱う商社に入社。営業の仕事を担当していました。原料の取引は、やりがいを感じていたけれど、最終的に消費者にどういった物が届いているか見えづらい。どんな思いで作られて、どういう人が販売して、どういうところに届けて、どういう人が飲んで、と一貫してデザインできる、メーカーサイドでものづくりに携わりたいと思い、転職を考えるようになりました。今、転職って僕らの世代では当たり前になりつつあるけど、次の仕事を決める前に、せっかくならこれからの自分に生かせるような、今しかできない経験をしたいと思って海外へ。イタリア留学で、食文化や革製品、今までの自分のフィールドとは違う、娯楽とかクリエイティブな部分のものづくりに触れました。そこで、現地で活躍する日本人の姿に影響を受けて、「自分も何か動き出したい!」と考えるようになって。大学の頃から好きだったクラフトビールの業界が気になり、北から南まで全国のブルワリーのwebサイトを見ていて、特に目に留まったのがDD4Dでした。多種多様なバックグラウンドやカルチャーが混ざり合っている雰囲気がSNSからも感じ取れて、メンバーそれぞれに役割があって、その個性を隠さずむしろ強みにしているのが僕に響いて。ここに入りたい!と思って問い合わせてみました。メールで代表とやりとりして、履歴書を送って、採用が決まり、元々1年半の滞在予定を少し早めて帰国。DD4Dに、愛媛に、やって来ることになりました。フットワークの軽さと、熱中したものにのめり込む強さはある方だと思ってます(笑)。松山に引っ越して今日で3週間くらいです。やっと身の回りが整ったところ。 あなたのチャレンジを教えてください! いい意味で仕事とプライベートの境を無くして、お互いに吸収しあえたらと思っています。自分の視点で感じたものを仕事に落とし込んで、色んなメンバーの特技や個性、考え方を吸収して、プライベートに生かしたい。最先端やさらに良いものを求める時、未知のものってみんな手を出すのが怖い。前職の化学品の業界って、何百年も同じものを使用していることもあって、営業の仕事をしていた時、毎回同じものを扱うこともありました。変化することって大変だと思うけど、まずはやってみて、失敗してもそこから次に繋がるかもしれないし、ダメだとわかったら、選択肢が一つ消せるし。やれる体力があるならとりあえずやってみる、というのをモットーにしてます。どんな環境でも対応できると思ってるから、苦手なことってそんなにないかも。パクチーとか苦手だし、あとオバケもダメですけどね(笑)。なんでも吸収して、無駄なことってないと思うので。 DD4Dのことでいうと、日本全国でも海外でも、もっと名の知れた存在になりたいと思っています。ビールの美味しさを知ってもらいたいのはもちろんだけど、美味しさはみんな追求しているから、ビールと音楽とか、ビールとまた別の何かと、カルチャーをかけ合わせながら広がっていきたい。大学の時に考えていたのは、研究と一括りに言っても、まず自分の作ったものを買ってくれる人がいて、その物質を注入できるネズミがいて、その動きをモニタリングできるカメラがあって、全体がかけ合わさって物事が進んでいくということ。一見関係なさそうに見えても、紐解いてみると多くのものがかけ合わさっていたり、色んな人が協力し合うことで新しい技術とか面白いことが生まれていくと思う。前職の経験と、ここでの考え方を落とし込みながら、中庸を探っていく。先入観にとらわれず、もしかしたらこれはビールに生きるんじゃないか、というのをDD4Dのメンバーとなら表現できるんじゃないかと思います。 DD4Dにいない時、オフの時は何をしてますか? 中3の頃からラグビーをやっていて、今でもプレーしたり、観戦するのも好きです。松山は住み始めたばかりですが、自然が豊かな場所なので、キャンプとか釣りとか、もし詳しい方がいればハンティングにも挑戦してみたいです。スケボーにも興味があって、動物も好きだから動物園とか、DD4Dのみんなと一緒に楽しみたいですね。アウトドア、ファッション、アート、なんでも幅広く興味を持ったものに触れています。なんでも、って言っても、誰かからおすすめしてもらったものはまず試してみて、それから自分で判断していくことが多いかな。洋服は、Barbour(バブアー)ってイギリスの老舗のブランドが特に好きです。時が経つごとに変化していくものが、味があって楽しい。映画だとスターウォーズのファンです。歴史が長いものやシリーズものってなかなか参入しづらいかもしれないけど、時代を超えて作り手が変わったり、そういったところも面白いと思っています。 お客様へのメッセージ! 愛媛へ来てまだまだ浅いので、店頭でお会いする機会に、おすすめのお店などなんでも教えてください!店舗や出店でいつも支えてくださる地元のみなさんのような、近い距離感で親しんでくれるファンを四国へ、全国へ広げていきたいです。美味しいビールを作り続けて、ビール、服、そしてメンバーとこの雰囲気を共有しながら、日本を盛り上げていきましょう! プロフィール 1992年東京生まれ。大学院で医療研究に携わり、がんをモニタリングする標識材料という物質を作っていた。当時から、各分野のものや技術の掛け合わせから新しいカルチャーを生み出せないかと思い、ものづくりの業界に興味を持つ。卒業後は化学品・医薬品を扱う商社で営業を担当し、その後退職してイタリアへ。1年間語学を学びつつ放浪の旅をする。帰国後、学生の頃から好きだったクラフトビールに関わりたいと、2023年4月にDD4Dにジョイン、松山に移住。中3の頃からラグビーをやっている。まずはなんでもトライ!というラガーマンシップを見込まれ(?)、DD4Dで任されたポジションは「全部!」とのこと。三津のファクトリーの近くで、ボールを携えて自転車で走っている姿を見かけるかも。(instagram @remotabi)
4周年企画 DD4Dみんなのチャレンジ|まずはなんでもトライ!DD4Dのニューフェイス REI
おかげさまでDD4D BREWINGは、2023年5月30日に4周年を迎えます。そこで、私たちの掲げるビジョン”「誰もが、自分の道を進める世界」をつくる”をテーマに特集ページ『DD4Dみんなのチャレンジ』を公開しました! DD4Dメンバーの挑戦やオフの姿などを知って頂くことで、クラフトビールを通じて一人でも多くの人の“一歩を踏み出すきっかけ”をつくることができればと私たちは考えています。 REI "まずはなんでもトライ!DD4Dのニューフェイス REI" DD4Dに入ったきっかけを教えてください! 大学時代は医療研究に携わっていたんですが、その頃からものづくりの業界に興味がありました。大学院で、がん細胞をモニタリングをするための標識材料という物質を作っていました。具体的にいうと、ホタルの光を応用した発光システムを、人間のがん細胞のメカニズムを調べる材料に応用できないかという研究です。ものづくりを通して、色んな技術を繋ぎ合わせて新しいカルチャーを生み出せないかと思い、卒業後は化学品・医薬品を扱う商社に入社。営業の仕事を担当していました。原料の取引は、やりがいを感じていたけれど、最終的に消費者にどういった物が届いているか見えづらい。どんな思いで作られて、どういう人が販売して、どういうところに届けて、どういう人が飲んで、と一貫してデザインできる、メーカーサイドでものづくりに携わりたいと思い、転職を考えるようになりました。今、転職って僕らの世代では当たり前になりつつあるけど、次の仕事を決める前に、せっかくならこれからの自分に生かせるような、今しかできない経験をしたいと思って海外へ。イタリア留学で、食文化や革製品、今までの自分のフィールドとは違う、娯楽とかクリエイティブな部分のものづくりに触れました。そこで、現地で活躍する日本人の姿に影響を受けて、「自分も何か動き出したい!」と考えるようになって。大学の頃から好きだったクラフトビールの業界が気になり、北から南まで全国のブルワリーのwebサイトを見ていて、特に目に留まったのがDD4Dでした。多種多様なバックグラウンドやカルチャーが混ざり合っている雰囲気がSNSからも感じ取れて、メンバーそれぞれに役割があって、その個性を隠さずむしろ強みにしているのが僕に響いて。ここに入りたい!と思って問い合わせてみました。メールで代表とやりとりして、履歴書を送って、採用が決まり、元々1年半の滞在予定を少し早めて帰国。DD4Dに、愛媛に、やって来ることになりました。フットワークの軽さと、熱中したものにのめり込む強さはある方だと思ってます(笑)。松山に引っ越して今日で3週間くらいです。やっと身の回りが整ったところ。 あなたのチャレンジを教えてください! いい意味で仕事とプライベートの境を無くして、お互いに吸収しあえたらと思っています。自分の視点で感じたものを仕事に落とし込んで、色んなメンバーの特技や個性、考え方を吸収して、プライベートに生かしたい。最先端やさらに良いものを求める時、未知のものってみんな手を出すのが怖い。前職の化学品の業界って、何百年も同じものを使用していることもあって、営業の仕事をしていた時、毎回同じものを扱うこともありました。変化することって大変だと思うけど、まずはやってみて、失敗してもそこから次に繋がるかもしれないし、ダメだとわかったら、選択肢が一つ消せるし。やれる体力があるならとりあえずやってみる、というのをモットーにしてます。どんな環境でも対応できると思ってるから、苦手なことってそんなにないかも。パクチーとか苦手だし、あとオバケもダメですけどね(笑)。なんでも吸収して、無駄なことってないと思うので。 DD4Dのことでいうと、日本全国でも海外でも、もっと名の知れた存在になりたいと思っています。ビールの美味しさを知ってもらいたいのはもちろんだけど、美味しさはみんな追求しているから、ビールと音楽とか、ビールとまた別の何かと、カルチャーをかけ合わせながら広がっていきたい。大学の時に考えていたのは、研究と一括りに言っても、まず自分の作ったものを買ってくれる人がいて、その物質を注入できるネズミがいて、その動きをモニタリングできるカメラがあって、全体がかけ合わさって物事が進んでいくということ。一見関係なさそうに見えても、紐解いてみると多くのものがかけ合わさっていたり、色んな人が協力し合うことで新しい技術とか面白いことが生まれていくと思う。前職の経験と、ここでの考え方を落とし込みながら、中庸を探っていく。先入観にとらわれず、もしかしたらこれはビールに生きるんじゃないか、というのをDD4Dのメンバーとなら表現できるんじゃないかと思います。 DD4Dにいない時、オフの時は何をしてますか? 中3の頃からラグビーをやっていて、今でもプレーしたり、観戦するのも好きです。松山は住み始めたばかりですが、自然が豊かな場所なので、キャンプとか釣りとか、もし詳しい方がいればハンティングにも挑戦してみたいです。スケボーにも興味があって、動物も好きだから動物園とか、DD4Dのみんなと一緒に楽しみたいですね。アウトドア、ファッション、アート、なんでも幅広く興味を持ったものに触れています。なんでも、って言っても、誰かからおすすめしてもらったものはまず試してみて、それから自分で判断していくことが多いかな。洋服は、Barbour(バブアー)ってイギリスの老舗のブランドが特に好きです。時が経つごとに変化していくものが、味があって楽しい。映画だとスターウォーズのファンです。歴史が長いものやシリーズものってなかなか参入しづらいかもしれないけど、時代を超えて作り手が変わったり、そういったところも面白いと思っています。 お客様へのメッセージ! 愛媛へ来てまだまだ浅いので、店頭でお会いする機会に、おすすめのお店などなんでも教えてください!店舗や出店でいつも支えてくださる地元のみなさんのような、近い距離感で親しんでくれるファンを四国へ、全国へ広げていきたいです。美味しいビールを作り続けて、ビール、服、そしてメンバーとこの雰囲気を共有しながら、日本を盛り上げていきましょう! プロフィール 1992年東京生まれ。大学院で医療研究に携わり、がんをモニタリングする標識材料という物質を作っていた。当時から、各分野のものや技術の掛け合わせから新しいカルチャーを生み出せないかと思い、ものづくりの業界に興味を持つ。卒業後は化学品・医薬品を扱う商社で営業を担当し、その後退職してイタリアへ。1年間語学を学びつつ放浪の旅をする。帰国後、学生の頃から好きだったクラフトビールに関わりたいと、2023年4月にDD4Dにジョイン、松山に移住。中3の頃からラグビーをやっている。まずはなんでもトライ!というラガーマンシップを見込まれ(?)、DD4Dで任されたポジションは「全部!」とのこと。三津のファクトリーの近くで、ボールを携えて自転車で走っている姿を見かけるかも。(instagram @remotabi)
4周年企画 DD4Dみんなのチャレンジ|DD4Dキャプテン KEITA
おかげさまでDD4D BREWINGは、2023年5月30日に4周年を迎えます。そこで、私たちの掲げるビジョン”「誰もが、自分の道を進める世界」をつくる”をテーマに特集ページ『DD4Dみんなのチャレンジ』を公開しました! DD4Dメンバーの挑戦やオフの姿などを知って頂くことで、クラフトビールを通じて一人でも多くの人の“一歩を踏み出すきっかけ”をつくることができればと私たちは考えています。 KEITA "DD4Dキャプテン" DD4D BREWINGができるまでのストーリーを教えてください。 学生最後の夏に訪れたカナダで飲んだクラフトビールが、当時の自分にとって衝撃的な出会いでした。大学卒業後は、東京の大企業で働いていたけれど、その時のビール作りの光景と美味しさがずっと心に残っていて。よく行っていたビアバーで新しくオープンするブルワリーの発起メンバーと縁がつながり、代々木のY.Y.Gブルワリーに転職しました。今では関東、首都圏じゃ本当にすごい数のブルワリーがあるけど、当時はまだ東京で20軒もないくらい。醸造家は40代くらいが多くて、20代なんて自分以外まずいなかった。経験も知識もゼロ、先輩もほとんどゼロの状態から、手探りでビールを作り始めました。Y.Y.Gでは従業員として美味しい商品、売れる商品のことを考えながら、色々と自由にさせてもらえて、自分の作るビールが明らかに美味しくなっていく手応えも感じられるようになったのが、3年くらい経った頃。同じタイミングで、実家のアパレル事業であるDD4Dで、父親の後を継ぐって選択肢が出てきて。どうしても!って頼まれたって訳じゃないけど、愛媛に戻ろうかなと考えるようになりました。だけどせっかくなら自分の得意なこと、好きなこともやり続けたい、と思って、地元・松山でブルワリーを始めようと決めました。洋服のことは詳しくないけど、経営は好きでずっと勉強していたので、バックオフィスで何か力になれたら、とも考えていました。ブルワリーはなんとなく、街中に作りたいとは思っていたけど、こんなふうにアパレルと同じ建物でやるつもりじゃなかったです。とはいえ、色々物件を探してみたけど、賃貸で、ガンガン工事してビールタンクを入れられる物件って、なかなか自分でもイメージができなくて。その時、休憩がてらよく立ち寄っていたDD4Dの当時の店長が「ここでやったらいいんじゃない?」と提案してくれました。拠点が決まれば、そこからは早いですよね。入口から奥までずらりと商品が並んだアパレル店舗の後ろ半分を改装するということになって、湧きあがったイメージを元に図面を書いて、オープンの準備を始めました。松山に帰ろうと思うようになってから、1年くらいかけてできたのがここの場所です。 あなたのチャレンジを教えてください! 「みんなが好きなことを好きなようにチャレンジできる世の中」にすることが、チャレンジだと思っています。直接力にはなれないかもしれないけど、自分のやっていることを見て、「あの人がやってるなら、自分にもできるかも、やってみよう」とみんなが挑戦できるような空気にしていきたい。 小中高、大学と進んで、就職して、自分のライフステージが進んでいくたびに「なんか違うな」って違和感が積み重なってきて。自分の人生じゃなくて、周りがよしとしてる人生をいっていて、自分に正直じゃないな、どんどん本当の自分とかけ離れていってるという気がしていました。そんな中で、これまでの海外での旅や留学の途中で出会った、好きなことをしながら好きなように暮らしている人たちのことを思い出した。一日中イカ釣ってるおっちゃんとか、ずっとゴロゴロ寝ていながらも、バナナを売って生活できてる人とか(笑)。これでも生きていける、っていうか、生きてるだけで楽しいんだから、面白いことやらないと勿体無い、って感じになってきて。本人にとって楽しい時間を過ごすこと、もっというと、時間も周りも気にせず「遊んでいる」ように働くことって、世の中にとってもいいことなんじゃないかと思うようになりました。今の時代の流れに逆行しているかもしれないけど、好きなことや、やりたいことなら、時間も忘れてどんどん働けるしパフォーマンスを発揮できる。そんな生き生きとした人が少しでも増えたら、この国はもっと良くなると思うし、人生はもっと楽しくなるんじゃないかな。人生の時間には限りがあるっていうのを、これまでの旅での出会いや別れの中で気づいて。生きてること自体が奇跡だって思うと、チャレンジすることで失うものってない。好きなことを好きなように、規模や売り上げを他と比べず、自転車を漕ぐみたいにバランスとりながらやって、自分の心の声に素直に生きていたいです。ジャングルに放たれたら、自分で食べ物を捕まえて生きていくしかない。そういう野生児みたいな、野生的な感覚の人が増えていったら楽しいと思います。そして、きっとそういう人にしか分かち合えないワクワクがあると思う。 DD4Dにいない時、オフの時は何をしてますか? 実は、それが今の課題で(笑)。3年目まで本当に休みがなくて、半年くらい前からやっと土日休みが取れるようになって、休みの日の使い方を考えてるところです。今は、時間があったらドライブに行きますね。一人でも、奥さんと一緒に行くのも好き。行ったことがない場所も、目的もなしに訪れることもよくあります。 20代の頃は、とにかく本を読んで勉強していました。年間100冊は絶対読んでた。本屋さんと一緒になってるスタバでずっと本を読んで、お腹空いたら近くのラーメン屋に行って、戻ってきて...一日中スタバにいると、店員さんもシフトが3回くらい入れ替わってた(笑)。ビールのことだけじゃなく、学術書、ビジネス書、見たこと、聞いたことのないものをとにかく頭に入れたかった。その当時に本で読んだことが、今の会社の経営でめっちゃ活きてる。 5年目に向けて、お客様へのメッセージ! 5年目にして、やっと余裕も出てきていろいろ出られるようになりました。いろんな人とお話したいし、いろんなところに呼んでほしいです!素敵な場所に住んでるから遊びにおいで!くらいのノリで気軽に全国各地にお邪魔したいです。実は今すでに新しいことを準備しているところですが、今後ももっと色んなところとコラボしていきたいとも思っています。ビール業界の枠も超えて、外向きの新しい企画もしていきたいです。よろしくお願いします! プロフィール 1989年松山市生まれ。学生時代に旅先のカナダで出会ったホームブリューのビールに衝撃を受け、クラフトビールに興味を持つ。卒業後は東京で就職後、行きつけのビアバーで「新しくオープンするブルワリーで醸造家を募集している」、という話を聞き、代々木のY.Y.Gブルワリーに転職。オープンの立ち上げからヘッドブルワーとして醸造を始める。3年後の2018年、松山市にUターンして株式会社JAPANDEMIC COMPANYを設立。人と人、食材とお店、企業と地域...あらゆるものを掛け合わせてビールで繋ぐことを得意とする。普段は松山の街をママチャリで駆け回ったり、全国各地を飛び回ったりしているので、店舗で見かけることはごくまれ。県内外のビアフェスやイベントでは自らビールを売り、醸造にも携わっていて「いつ寝ているのか」と心配の声も上がるが、ロングスリーパーで8時間睡眠は欠かさない。
4周年企画 DD4Dみんなのチャレンジ|DD4Dキャプテン KEITA
おかげさまでDD4D BREWINGは、2023年5月30日に4周年を迎えます。そこで、私たちの掲げるビジョン”「誰もが、自分の道を進める世界」をつくる”をテーマに特集ページ『DD4Dみんなのチャレンジ』を公開しました! DD4Dメンバーの挑戦やオフの姿などを知って頂くことで、クラフトビールを通じて一人でも多くの人の“一歩を踏み出すきっかけ”をつくることができればと私たちは考えています。 KEITA "DD4Dキャプテン" DD4D BREWINGができるまでのストーリーを教えてください。 学生最後の夏に訪れたカナダで飲んだクラフトビールが、当時の自分にとって衝撃的な出会いでした。大学卒業後は、東京の大企業で働いていたけれど、その時のビール作りの光景と美味しさがずっと心に残っていて。よく行っていたビアバーで新しくオープンするブルワリーの発起メンバーと縁がつながり、代々木のY.Y.Gブルワリーに転職しました。今では関東、首都圏じゃ本当にすごい数のブルワリーがあるけど、当時はまだ東京で20軒もないくらい。醸造家は40代くらいが多くて、20代なんて自分以外まずいなかった。経験も知識もゼロ、先輩もほとんどゼロの状態から、手探りでビールを作り始めました。Y.Y.Gでは従業員として美味しい商品、売れる商品のことを考えながら、色々と自由にさせてもらえて、自分の作るビールが明らかに美味しくなっていく手応えも感じられるようになったのが、3年くらい経った頃。同じタイミングで、実家のアパレル事業であるDD4Dで、父親の後を継ぐって選択肢が出てきて。どうしても!って頼まれたって訳じゃないけど、愛媛に戻ろうかなと考えるようになりました。だけどせっかくなら自分の得意なこと、好きなこともやり続けたい、と思って、地元・松山でブルワリーを始めようと決めました。洋服のことは詳しくないけど、経営は好きでずっと勉強していたので、バックオフィスで何か力になれたら、とも考えていました。ブルワリーはなんとなく、街中に作りたいとは思っていたけど、こんなふうにアパレルと同じ建物でやるつもりじゃなかったです。とはいえ、色々物件を探してみたけど、賃貸で、ガンガン工事してビールタンクを入れられる物件って、なかなか自分でもイメージができなくて。その時、休憩がてらよく立ち寄っていたDD4Dの当時の店長が「ここでやったらいいんじゃない?」と提案してくれました。拠点が決まれば、そこからは早いですよね。入口から奥までずらりと商品が並んだアパレル店舗の後ろ半分を改装するということになって、湧きあがったイメージを元に図面を書いて、オープンの準備を始めました。松山に帰ろうと思うようになってから、1年くらいかけてできたのがここの場所です。 あなたのチャレンジを教えてください! 「みんなが好きなことを好きなようにチャレンジできる世の中」にすることが、チャレンジだと思っています。直接力にはなれないかもしれないけど、自分のやっていることを見て、「あの人がやってるなら、自分にもできるかも、やってみよう」とみんなが挑戦できるような空気にしていきたい。 小中高、大学と進んで、就職して、自分のライフステージが進んでいくたびに「なんか違うな」って違和感が積み重なってきて。自分の人生じゃなくて、周りがよしとしてる人生をいっていて、自分に正直じゃないな、どんどん本当の自分とかけ離れていってるという気がしていました。そんな中で、これまでの海外での旅や留学の途中で出会った、好きなことをしながら好きなように暮らしている人たちのことを思い出した。一日中イカ釣ってるおっちゃんとか、ずっとゴロゴロ寝ていながらも、バナナを売って生活できてる人とか(笑)。これでも生きていける、っていうか、生きてるだけで楽しいんだから、面白いことやらないと勿体無い、って感じになってきて。本人にとって楽しい時間を過ごすこと、もっというと、時間も周りも気にせず「遊んでいる」ように働くことって、世の中にとってもいいことなんじゃないかと思うようになりました。今の時代の流れに逆行しているかもしれないけど、好きなことや、やりたいことなら、時間も忘れてどんどん働けるしパフォーマンスを発揮できる。そんな生き生きとした人が少しでも増えたら、この国はもっと良くなると思うし、人生はもっと楽しくなるんじゃないかな。人生の時間には限りがあるっていうのを、これまでの旅での出会いや別れの中で気づいて。生きてること自体が奇跡だって思うと、チャレンジすることで失うものってない。好きなことを好きなように、規模や売り上げを他と比べず、自転車を漕ぐみたいにバランスとりながらやって、自分の心の声に素直に生きていたいです。ジャングルに放たれたら、自分で食べ物を捕まえて生きていくしかない。そういう野生児みたいな、野生的な感覚の人が増えていったら楽しいと思います。そして、きっとそういう人にしか分かち合えないワクワクがあると思う。 DD4Dにいない時、オフの時は何をしてますか? 実は、それが今の課題で(笑)。3年目まで本当に休みがなくて、半年くらい前からやっと土日休みが取れるようになって、休みの日の使い方を考えてるところです。今は、時間があったらドライブに行きますね。一人でも、奥さんと一緒に行くのも好き。行ったことがない場所も、目的もなしに訪れることもよくあります。 20代の頃は、とにかく本を読んで勉強していました。年間100冊は絶対読んでた。本屋さんと一緒になってるスタバでずっと本を読んで、お腹空いたら近くのラーメン屋に行って、戻ってきて...一日中スタバにいると、店員さんもシフトが3回くらい入れ替わってた(笑)。ビールのことだけじゃなく、学術書、ビジネス書、見たこと、聞いたことのないものをとにかく頭に入れたかった。その当時に本で読んだことが、今の会社の経営でめっちゃ活きてる。 5年目に向けて、お客様へのメッセージ! 5年目にして、やっと余裕も出てきていろいろ出られるようになりました。いろんな人とお話したいし、いろんなところに呼んでほしいです!素敵な場所に住んでるから遊びにおいで!くらいのノリで気軽に全国各地にお邪魔したいです。実は今すでに新しいことを準備しているところですが、今後ももっと色んなところとコラボしていきたいとも思っています。ビール業界の枠も超えて、外向きの新しい企画もしていきたいです。よろしくお願いします! プロフィール 1989年松山市生まれ。学生時代に旅先のカナダで出会ったホームブリューのビールに衝撃を受け、クラフトビールに興味を持つ。卒業後は東京で就職後、行きつけのビアバーで「新しくオープンするブルワリーで醸造家を募集している」、という話を聞き、代々木のY.Y.Gブルワリーに転職。オープンの立ち上げからヘッドブルワーとして醸造を始める。3年後の2018年、松山市にUターンして株式会社JAPANDEMIC COMPANYを設立。人と人、食材とお店、企業と地域...あらゆるものを掛け合わせてビールで繋ぐことを得意とする。普段は松山の街をママチャリで駆け回ったり、全国各地を飛び回ったりしているので、店舗で見かけることはごくまれ。県内外のビアフェスやイベントでは自らビールを売り、醸造にも携わっていて「いつ寝ているのか」と心配の声も上がるが、ロングスリーパーで8時間睡眠は欠かさない。
4周年企画 DD4Dみんなのチャレンジ|DD4Dの「カッコいい!」をアシストしてきたデザイン担当 SHIGE
おかげさまでDD4D BREWINGは、2023年5月30日に4周年を迎えます。そこで、私たちの掲げるビジョン”「誰もが、自分の道を進める世界」をつくる”をテーマに特集ページ『DD4Dみんなのチャレンジ』を公開しました! DD4Dメンバーの挑戦やオフの姿などを知って頂くことで、クラフトビールを通じて一人でも多くの人の“一歩を踏み出すきっかけ”をつくることができればと私たちは考えています。 SHIGE "DD4Dの「カッコいい!」をアシストしてきたデザイン担当" DD4Dに関わり始めたきっかけは? アパレルのDD4Dのオープン日に、たまたま通りかかったのがきっかけです。お店で出会った大人たちは本当にかっこよくて、当時高校生だった僕はよくお世話になりました。専門学校に通うため一時は愛媛を離れましたが、帰ってきてすぐに、お店の什器をデザインしたり、DMを作らせてもらったりと、その時からお仕事をいただいていたんです。店舗全体のデザインに関わらせてもらっていました。元々興味があったのはグラフィックではなくインテリアの世界。自分の部屋をどうカッコよくするか、ってことばかり考えていて。iMacっていう、それまでとは全然違うPCを部屋にオブジェとして置いてみたんです。そしたらPCに詳しい友達がグラフィックソフトの使い方を教えてくれて、それでデザインしたTシャツを作り始めた、というのが、僕のグラフィックワークの始まりです。当時は、DD4Dでも自作のTシャツを販売してもらっていました。その頃から、かっこいい雰囲気の部屋やかっこいい作品を作って満足して終わり、ではなくて、作ったものに対してリアクションをもらえた経験が、自分の核になっている。相手が喜んだり、驚いてくれたりする様子を見るのが好きでした。今思うと、当時駆け出しのデザイナーだった僕にお仕事をいただいた経験は本当にありがたかったですね。ケイタくんと最初に会ったのは、彼が大学生くらいの頃。その頃は、こうして一緒にお仕事をするなんて思っていなかった。アパレルとビール、親子2世代に渡ってお仕事をさせてもらっていることになりますね。 あなたのチャレンジを教えてください! 一つ一つの仕事に対して「オリジナル」をしっかり作り続けること、ですね。制作の時は、アイデアがふっと降りてくるというよりは、僕の中にある色んな情報、例えばビールなら缶の大きさなどのルールを前提にして、クライアントからの要望を組み込む。そこからオリジナリティを見つけ出して、形にしていく。情報の掛け合わせというか。自分の中で掛け合わせた計算をアウトプットし続けて、一回一回、小さなチャレンジを重ねていきたいと思っています。シンプルなことだけど、一番難しいところ、デザイン活動を続けていくために大切にしていることです。 かっこいいビールのラベル制作の裏側を教えてくれますか? オリジナリティーとインパクトをテーマにデザインさせていただいてます。 クラフトビールファンの方々って、ジャケットも気にして選ぶ方が多いんだと、初めて知りました。そういった方々に、さまざまなクラフトビールデザインの中から速いスピードでしっかりと認識していただき、印象に残るヴィジュアルを目指しました。これまで20から30種類の缶ビールのデザインをさせてもらっていますが、僕、実はビール全然飲めないんですよ。でも、むしろ飲めないからこそ、飲む人よりも味のイメージを広げやすいんじゃないかと勝手に思っています。 特技っていうとあれなんですけど、シリーズものを作っていくのが得意で、着せ替え感覚でデザインさせていただいています。Don JalapeñoとEL MERO MEROとか。色パターンの組み合わせで兄弟かな?って思わせるような。ドットのパターンもそうですね。一番初めはLemon Bonbonだったかな。不揃いな白色の丸を並べているんですけど、よく見たらきっちり整列させていなくて、フランス菓子のレモンボンボンの素朴さや可愛らしさをイメージしています。それをHOME GROWNでは、色を変えて柑橘のモチーフにしたり、Have a nice tripでは、黒バックに浮かんでいる風船にも応用しています。なので、毎回苦労してというよりは、楽しくデザインさせていただいてます。 「クライアントの思い描くイメージをどう形にするか」を軸に考えると、必ずクライアントとのイメージのズレは生じます。そのチューニングやピント合わせがデザイナーの腕の見せ所かなと。センスとかそれ以前に。そもそも、グラフィックデザインに関しては独学で、誰かに教わったり授業を受けたことがありません。だから、自分の提案が受け入れてもらえなかったとしても、そんなに落ち込んだりせず、すぐ次の提案に切り替えられるのかも。いや、落ち込むんですけどね(笑) キズが浅いというか。絶対的すぎる自信はいらないというか。柔軟に目の前のクライアントに納得・感動してもらえるデザインを構築します。そうして初めて、その先に待つエンドユーザーの方々にも届くのではと思っています。 DD4Dの場合は、ラベル後ろのビールの説明を毎回ケイタくんからもらい、その情報をベースにデザインを仕上げていきます。ちょっと古いスタイルかもしれないけど、プレゼンの時はなるべくオフラインで、直接リアクションを知りたいです。「気に入ってくれたかな」とか「ちょっと違うかも」とか、相手の反応を実際に見ながら手応えを掴んでいきたい。それに、最初にヒアリングしただけではどうしてもズレてしまう部分を微妙に調節したい時も、直接話した方が擦り合わせできる。ケイタくんの場合は一発OKという場合も多いんですが(笑)。それは、毎回ケイタくんのわかりやすい素敵な文章力(わかりやすいデザイン原稿)にあると思っています。ちなみに、缶ビールのバーコードには醸造タンクのシルエットがついているんです。タンクに繋がっている配管みたいに、クラフトビールは原材料や食材を繋ぐだけじゃなく、ビール作りに関わる人も、そして飲む人たちのことも繋げている、というケイタくんの思いから、このシルエットになりました。DD4Dの高い商品力に対して、視覚的にアシストできることがあればと思います。特に気に入っているデザインは、Stone Hummerです。 DD4Dにいない時、オフの時は何をしてますか? 昔はたまの休みの日にも、全部デザインの情報吸収だと思って休みなく色んなことをしてました。最近は友達と一緒にバス釣りをしたり、植物好きな友人について行って植物のお店に行ったり、やっと休みらしい休みが取れています。子ども二人が小さい頃なんかは特に忙しかったから、本当に久しぶりですね。親子で、自転車で近場を色々と回ったりすることもあります。でも、山に行っても、バス釣りをしていても、この山の曲線、あの森の奥行きいいなとか、つい考えてしまいます。建築家って、さら地を見るとそこにどんな建物を立てるか空想してしまう、って聞きますけど、僕も結局そんなものかもしれません(笑)。だから釣れなくても楽しいっていう。あと、アウトドア好きな友達が釣りの合間にコーヒーを淹れてくれたり、朝食のカップラーメンを作ってくれたり、これがめちゃくちゃ美味しいんです!...
4周年企画 DD4Dみんなのチャレンジ|DD4Dの「カッコいい!」をアシストしてきたデザイン担当 SHIGE
おかげさまでDD4D BREWINGは、2023年5月30日に4周年を迎えます。そこで、私たちの掲げるビジョン”「誰もが、自分の道を進める世界」をつくる”をテーマに特集ページ『DD4Dみんなのチャレンジ』を公開しました! DD4Dメンバーの挑戦やオフの姿などを知って頂くことで、クラフトビールを通じて一人でも多くの人の“一歩を踏み出すきっかけ”をつくることができればと私たちは考えています。 SHIGE "DD4Dの「カッコいい!」をアシストしてきたデザイン担当" DD4Dに関わり始めたきっかけは? アパレルのDD4Dのオープン日に、たまたま通りかかったのがきっかけです。お店で出会った大人たちは本当にかっこよくて、当時高校生だった僕はよくお世話になりました。専門学校に通うため一時は愛媛を離れましたが、帰ってきてすぐに、お店の什器をデザインしたり、DMを作らせてもらったりと、その時からお仕事をいただいていたんです。店舗全体のデザインに関わらせてもらっていました。元々興味があったのはグラフィックではなくインテリアの世界。自分の部屋をどうカッコよくするか、ってことばかり考えていて。iMacっていう、それまでとは全然違うPCを部屋にオブジェとして置いてみたんです。そしたらPCに詳しい友達がグラフィックソフトの使い方を教えてくれて、それでデザインしたTシャツを作り始めた、というのが、僕のグラフィックワークの始まりです。当時は、DD4Dでも自作のTシャツを販売してもらっていました。その頃から、かっこいい雰囲気の部屋やかっこいい作品を作って満足して終わり、ではなくて、作ったものに対してリアクションをもらえた経験が、自分の核になっている。相手が喜んだり、驚いてくれたりする様子を見るのが好きでした。今思うと、当時駆け出しのデザイナーだった僕にお仕事をいただいた経験は本当にありがたかったですね。ケイタくんと最初に会ったのは、彼が大学生くらいの頃。その頃は、こうして一緒にお仕事をするなんて思っていなかった。アパレルとビール、親子2世代に渡ってお仕事をさせてもらっていることになりますね。 あなたのチャレンジを教えてください! 一つ一つの仕事に対して「オリジナル」をしっかり作り続けること、ですね。制作の時は、アイデアがふっと降りてくるというよりは、僕の中にある色んな情報、例えばビールなら缶の大きさなどのルールを前提にして、クライアントからの要望を組み込む。そこからオリジナリティを見つけ出して、形にしていく。情報の掛け合わせというか。自分の中で掛け合わせた計算をアウトプットし続けて、一回一回、小さなチャレンジを重ねていきたいと思っています。シンプルなことだけど、一番難しいところ、デザイン活動を続けていくために大切にしていることです。 かっこいいビールのラベル制作の裏側を教えてくれますか? オリジナリティーとインパクトをテーマにデザインさせていただいてます。 クラフトビールファンの方々って、ジャケットも気にして選ぶ方が多いんだと、初めて知りました。そういった方々に、さまざまなクラフトビールデザインの中から速いスピードでしっかりと認識していただき、印象に残るヴィジュアルを目指しました。これまで20から30種類の缶ビールのデザインをさせてもらっていますが、僕、実はビール全然飲めないんですよ。でも、むしろ飲めないからこそ、飲む人よりも味のイメージを広げやすいんじゃないかと勝手に思っています。 特技っていうとあれなんですけど、シリーズものを作っていくのが得意で、着せ替え感覚でデザインさせていただいています。Don JalapeñoとEL MERO MEROとか。色パターンの組み合わせで兄弟かな?って思わせるような。ドットのパターンもそうですね。一番初めはLemon Bonbonだったかな。不揃いな白色の丸を並べているんですけど、よく見たらきっちり整列させていなくて、フランス菓子のレモンボンボンの素朴さや可愛らしさをイメージしています。それをHOME GROWNでは、色を変えて柑橘のモチーフにしたり、Have a nice tripでは、黒バックに浮かんでいる風船にも応用しています。なので、毎回苦労してというよりは、楽しくデザインさせていただいてます。 「クライアントの思い描くイメージをどう形にするか」を軸に考えると、必ずクライアントとのイメージのズレは生じます。そのチューニングやピント合わせがデザイナーの腕の見せ所かなと。センスとかそれ以前に。そもそも、グラフィックデザインに関しては独学で、誰かに教わったり授業を受けたことがありません。だから、自分の提案が受け入れてもらえなかったとしても、そんなに落ち込んだりせず、すぐ次の提案に切り替えられるのかも。いや、落ち込むんですけどね(笑) キズが浅いというか。絶対的すぎる自信はいらないというか。柔軟に目の前のクライアントに納得・感動してもらえるデザインを構築します。そうして初めて、その先に待つエンドユーザーの方々にも届くのではと思っています。 DD4Dの場合は、ラベル後ろのビールの説明を毎回ケイタくんからもらい、その情報をベースにデザインを仕上げていきます。ちょっと古いスタイルかもしれないけど、プレゼンの時はなるべくオフラインで、直接リアクションを知りたいです。「気に入ってくれたかな」とか「ちょっと違うかも」とか、相手の反応を実際に見ながら手応えを掴んでいきたい。それに、最初にヒアリングしただけではどうしてもズレてしまう部分を微妙に調節したい時も、直接話した方が擦り合わせできる。ケイタくんの場合は一発OKという場合も多いんですが(笑)。それは、毎回ケイタくんのわかりやすい素敵な文章力(わかりやすいデザイン原稿)にあると思っています。ちなみに、缶ビールのバーコードには醸造タンクのシルエットがついているんです。タンクに繋がっている配管みたいに、クラフトビールは原材料や食材を繋ぐだけじゃなく、ビール作りに関わる人も、そして飲む人たちのことも繋げている、というケイタくんの思いから、このシルエットになりました。DD4Dの高い商品力に対して、視覚的にアシストできることがあればと思います。特に気に入っているデザインは、Stone Hummerです。 DD4Dにいない時、オフの時は何をしてますか? 昔はたまの休みの日にも、全部デザインの情報吸収だと思って休みなく色んなことをしてました。最近は友達と一緒にバス釣りをしたり、植物好きな友人について行って植物のお店に行ったり、やっと休みらしい休みが取れています。子ども二人が小さい頃なんかは特に忙しかったから、本当に久しぶりですね。親子で、自転車で近場を色々と回ったりすることもあります。でも、山に行っても、バス釣りをしていても、この山の曲線、あの森の奥行きいいなとか、つい考えてしまいます。建築家って、さら地を見るとそこにどんな建物を立てるか空想してしまう、って聞きますけど、僕も結局そんなものかもしれません(笑)。だから釣れなくても楽しいっていう。あと、アウトドア好きな友達が釣りの合間にコーヒーを淹れてくれたり、朝食のカップラーメンを作ってくれたり、これがめちゃくちゃ美味しいんです!...
4周年企画 DD4Dみんなのチャレンジ|探究心溢れる DD4D一早起きの醸造担当 SERGE
おかげさまでDD4D BREWINGは、2023年5月30日に4周年を迎えます。そこで、私たちの掲げるビジョン”「誰もが、自分の道を進める世界」をつくる”をテーマに特集ページ『DD4Dみんなのチャレンジ』を公開しました! DD4Dメンバーの挑戦やオフの姿などを知って頂くことで、クラフトビールを通じて一人でも多くの人の“一歩を踏み出すきっかけ”をつくることができればと私たちは考えています。 SERGE "探究心溢れる DD4D一早起きの醸造担当" DD4Dに入ったきっかけは? 元々、クラフトビールに興味がありました。ロンドンのレストランで働いていた2002年に、当時店のフロア下でドイツから来たブルワーがビールを作っている様子を見ていたのが、おそらくクラフトビールとの最初の出会い。本格的にはまったのは2013年頃だから、今から10年前くらいかな。それから、本を読んで情報を集めて、レシピを調べたり、日本に移り住んでからもいろんなクラフトビールを買って試してみたり。その中でDD4Dのことも知って、千舟町がオープンして以来、醸造のことだけじゃなくて全般をお手伝いしていました。当時は英語の先生をしていたから、パートタイムとして。次第に醸造の規模が大きくなって、三津に工場ができるタイミングで、ケイタさんに声をかけてフルタイムで千舟町での醸造を任せてもらえるようになりました。パートタイムで働いていた頃と比べて大きな違いはないけれど、強いて言うなら、いいところに巡り会えて働けて、日々充実して過ごせていることかな! あなたのチャレンジを教えてください! シンプルに答えるとしたら、「もっと上手くなりたい(I want to be better in everything.)」 誰だって今の暮らしを維持するだけでも大変で、十分チャレンジだと思うけど。美味しいビール作りのためによりよい環境を作ること、パン作りも、自分自身とも、家族との過ごし方も、昨日より今日、今日より明日、少しずつで良いからどれもいいものにしていきたい。それと、DD4Dに引き続き関わり続けていきたい。今年の初め、メンバーで徳島の2nd Storyさん、和歌山のNomcraftさんを訪れて、それぞれとコラボビールを作りました。そんな風に今年も色んな人と会って、そこでコラボレーションが起きて、面白いビールをたくさん作っていきたい。もっと楽しいことが起きる年になると思います! DD4Dにいない時、オフの時は何をしてますか? 洗濯、掃除、料理...家のことをしてます。我が家では自分がキッチン担当だから、誰も台所に入れません!(笑)もちろん奥さんもよく料理するから、一緒にキッチンに立つこともあるけれど。食卓で提供する料理は、フレンチ、ブルガリア、ロシアやハンガリー料理...日本で馴染みのある物だけじゃなくて、今まで自分が出会ってきた文化の料理を家族にもたくさん楽しんでもらいたいと思っています。先週末の晩御飯はロールキャベツ。手作りのトマトソースで煮込んで、サワークリームをつけて食べるととっても美味しい!あと、パン作りも大好きです。特に自家製の酵母で作るサワードウが我が家の定番。小麦粉を膨らませて綺麗なパンを焼き上げる酵母は、見ていて飽きない。ビール作りにも言えることですが、野生酵母がその時の環境によって変化して、その働きでパンの出来上がりが毎回変わるところが本当に面白いんです。 お客様へのメッセージ! Thank you for the support for 4yrs...
4周年企画 DD4Dみんなのチャレンジ|探究心溢れる DD4D一早起きの醸造担当 SERGE
おかげさまでDD4D BREWINGは、2023年5月30日に4周年を迎えます。そこで、私たちの掲げるビジョン”「誰もが、自分の道を進める世界」をつくる”をテーマに特集ページ『DD4Dみんなのチャレンジ』を公開しました! DD4Dメンバーの挑戦やオフの姿などを知って頂くことで、クラフトビールを通じて一人でも多くの人の“一歩を踏み出すきっかけ”をつくることができればと私たちは考えています。 SERGE "探究心溢れる DD4D一早起きの醸造担当" DD4Dに入ったきっかけは? 元々、クラフトビールに興味がありました。ロンドンのレストランで働いていた2002年に、当時店のフロア下でドイツから来たブルワーがビールを作っている様子を見ていたのが、おそらくクラフトビールとの最初の出会い。本格的にはまったのは2013年頃だから、今から10年前くらいかな。それから、本を読んで情報を集めて、レシピを調べたり、日本に移り住んでからもいろんなクラフトビールを買って試してみたり。その中でDD4Dのことも知って、千舟町がオープンして以来、醸造のことだけじゃなくて全般をお手伝いしていました。当時は英語の先生をしていたから、パートタイムとして。次第に醸造の規模が大きくなって、三津に工場ができるタイミングで、ケイタさんに声をかけてフルタイムで千舟町での醸造を任せてもらえるようになりました。パートタイムで働いていた頃と比べて大きな違いはないけれど、強いて言うなら、いいところに巡り会えて働けて、日々充実して過ごせていることかな! あなたのチャレンジを教えてください! シンプルに答えるとしたら、「もっと上手くなりたい(I want to be better in everything.)」 誰だって今の暮らしを維持するだけでも大変で、十分チャレンジだと思うけど。美味しいビール作りのためによりよい環境を作ること、パン作りも、自分自身とも、家族との過ごし方も、昨日より今日、今日より明日、少しずつで良いからどれもいいものにしていきたい。それと、DD4Dに引き続き関わり続けていきたい。今年の初め、メンバーで徳島の2nd Storyさん、和歌山のNomcraftさんを訪れて、それぞれとコラボビールを作りました。そんな風に今年も色んな人と会って、そこでコラボレーションが起きて、面白いビールをたくさん作っていきたい。もっと楽しいことが起きる年になると思います! DD4Dにいない時、オフの時は何をしてますか? 洗濯、掃除、料理...家のことをしてます。我が家では自分がキッチン担当だから、誰も台所に入れません!(笑)もちろん奥さんもよく料理するから、一緒にキッチンに立つこともあるけれど。食卓で提供する料理は、フレンチ、ブルガリア、ロシアやハンガリー料理...日本で馴染みのある物だけじゃなくて、今まで自分が出会ってきた文化の料理を家族にもたくさん楽しんでもらいたいと思っています。先週末の晩御飯はロールキャベツ。手作りのトマトソースで煮込んで、サワークリームをつけて食べるととっても美味しい!あと、パン作りも大好きです。特に自家製の酵母で作るサワードウが我が家の定番。小麦粉を膨らませて綺麗なパンを焼き上げる酵母は、見ていて飽きない。ビール作りにも言えることですが、野生酵母がその時の環境によって変化して、その働きでパンの出来上がりが毎回変わるところが本当に面白いんです。 お客様へのメッセージ! Thank you for the support for 4yrs...
4周年企画 DD4Dみんなのチャレンジ|3児のパパ 兼 DD4D醸造長 MIKE
おかげさまでDD4D BREWINGは、2023年5月30日に4周年を迎えます。そこで、私たちの掲げるビジョン”「誰もが、自分の道を進める世界」をつくる”をテーマに特集ページ『DD4Dみんなのチャレンジ』を公開しました! DD4Dメンバーの挑戦やオフの姿などを知って頂くことで、クラフトビールを通じて一人でも多くの人の“一歩を踏み出すきっかけ”をつくることができればと私たちは考えています。 MIKE "3児のパパ 兼 DD4D醸造長" DD4Dに入ったきっかけは? 5年間住んだフランスから家族で日本に移り住むことになって、当時はパリでブルワリーをやっていたから、日本に行ってもビールを作りたいと思って、引越し先を探していました。その候補に松山があがったのは、義理の両親が松山で暮らし始めたから。おじいちゃんおばあちゃんにとっても、孫の近くで暮らせたら嬉しいだろうなあと思って、引っ越しを決めました。奥さんのお兄さんも松山に住んでいたし。それがちょうど、千舟町にDD4Dがオープンしたのと同じタイミングで、私たちが松山に着いた次の日くらいがプレオープンだったんです。山之内さんとはそれ以前に、東京で行われていたビール機器の展示会で初めて会いました。その時は名刺交換して終わったけど、自分が松山に引っ越すことになって改めて思い出して、メールを送って...という感じです。 札幌で暮らした経験はあったけど、松山で生活するなんて想像もしていなかったし、何も下調べしていなかった。それが逆に良かったのかもしれない。人が優しいし、海も山も近い。札幌もみんないい人ばかりだったけど、松山はまた違った雰囲気がある。そしてこんなにみかんが美味しいことにびっくりしました。アメリカで生まれて、オレンジはオレンジ、それだけだと思って育ってきたから、みかんにはこんなに種類があって、それぞれが香りが違うことに感動しました。 あなたのチャレンジを教えてください! バランスをとることかなあ...。「アペロ時間」ってわかりますか?アペロはフランス語で食前酒って意味だけど、現地では食前酒の時間が「食前」にしてはかなり長くなることもあります。仕事が終わったら好きなバーとかパブで家族や友達と飲んで、その後レストランで美味しいご飯を食べて眠る。それって最高じゃないですか!日本のカジュアルな飲み会にも似ているけど、日本の場合は始まるのが遅いから、ちょっと違う。フランスでは16時くらいから飲み始めて、仕事も家族も忘れて、パブでワイン飲んでダラダラする、っていう時間が日常にあった。自分は向こうで小さい会社をやっていたから、すごく忙しくてアペロ時間はあまり取れなかった。今もそんなに時間は取れていないけど...とにかく「バランス」を意識しているといいことがあると思っています。シャワー浴びるときとか、バーで一人でお酒飲んでる時とか、アイデアが湧いてくることありますよね。仕事と家族と過ごす時間の間に、少しでもぼーっとしたり、勉強したり、自分のために当てられる時間があるといいよね。 飲みやすいクラフトビールの秘密は? 時々アルコール度数が高いって口コミを見ることもあるんですけど、今仕込んでいるもの(2023年3月時点)はそんなに度数が高くないので、あと1ヶ月くらいしたら飲みやすいビールがどんどん出てくると思いますよ。フランスで共同経営のブルワリーをやっていた時は、度数が高いものをあまり作らなかったから、今は色んなビールが作れて嬉しいです。 ビールに使われる基本の原料として、モルト・水・ホップ・酵母のうち、モルトがアルコール度数の高低を決められる。若い頃は、度数が低くて朝から夜まで飲めるものがいいと思っていたけど、今はハイアルコールのビールを作る面白さも感じ始めています。例えばウォッカとか、度数が高いものってそれだけで飲もうとすると喉を通りづらいですよね。だからハイアルコールビールは味のバランスを調整して飲みやすくするんです。味が濃いダブルIPAとかは、度数が高いけど、満足感もある。レシピのインスピレーションは、浮かんでくるというより、山之内さんが幅広いコネクションで色んな人や食材を結びつけてくれて、そこからアイデアを広げています。あとは自分でもインスタグラムとかで、他のブルワリーでどんなビールを作っているのか参考にしています。出来上がりはあらかじめイメージして作るけど、タイトルは作った後に決めることが多いですね。でも最近は、表現っぽいタイトルが好きで。そうそう、Stone Hammer とか、Breaking the Iceとか。別にネーミング担当じゃないんですけどね(笑)、表現を自分のテーマにしてる。 DD4Dにいない時、オフの時は何をしてますか? 家族と一緒に過ごしています。週末は上の娘2人を連れて出かけて、その間奥さんは末っ子のお世話をしたり、少しでも自分の時間を過ごしてもらっています。近くの公園に連れて行って、ぎりぎりまで遊んで帰るとか。そんなすごいことじゃないですよ(笑)。奥さんと食事に行くのは好きだけど、小さい子どもを3人一緒に連れて行くのは大変で、日本の飲食店はアメリカより子どもを受け入れるのに慣れていないみたい。あとは、休みの時でも、タップで繋いでいるビールの品質を確認しに千舟町に来ています。三津のファクトリーと千舟町を行き来して空樽を運ぶ時は、子どもたちも一緒に連れて行ってます。お菓子買ってあげるよーとか、公園行きますよー、とか、色んな文句で誘ってる。(笑) お客様へのメッセージ! 作り手の楽しさが伝わればお客さんにも楽しく飲んでもらえるのだと思います。自分達はここで好きなビールを作ってるから、お客さんにも楽しんでいただけたら一番嬉しいです! プロフィール アメリカのフィラデルフィア出身。20年前に札幌で英語の先生をしていた時に奥さんと出会い、アメリカで結婚、フランスに渡る。パリではブルワリー会社を共同経営したのち、家族で松山に移住。今はDD4Dのヘッドブルワーとして主に三津のファクトリーで製造を担当している。時々仕事終わりに千舟町でビールを飲んでいることもあるが、すぐに飲み干し保育園のお迎えに颯爽と出ていく3児のパパ。見かけたらレア。
4周年企画 DD4Dみんなのチャレンジ|3児のパパ 兼 DD4D醸造長 MIKE
おかげさまでDD4D BREWINGは、2023年5月30日に4周年を迎えます。そこで、私たちの掲げるビジョン”「誰もが、自分の道を進める世界」をつくる”をテーマに特集ページ『DD4Dみんなのチャレンジ』を公開しました! DD4Dメンバーの挑戦やオフの姿などを知って頂くことで、クラフトビールを通じて一人でも多くの人の“一歩を踏み出すきっかけ”をつくることができればと私たちは考えています。 MIKE "3児のパパ 兼 DD4D醸造長" DD4Dに入ったきっかけは? 5年間住んだフランスから家族で日本に移り住むことになって、当時はパリでブルワリーをやっていたから、日本に行ってもビールを作りたいと思って、引越し先を探していました。その候補に松山があがったのは、義理の両親が松山で暮らし始めたから。おじいちゃんおばあちゃんにとっても、孫の近くで暮らせたら嬉しいだろうなあと思って、引っ越しを決めました。奥さんのお兄さんも松山に住んでいたし。それがちょうど、千舟町にDD4Dがオープンしたのと同じタイミングで、私たちが松山に着いた次の日くらいがプレオープンだったんです。山之内さんとはそれ以前に、東京で行われていたビール機器の展示会で初めて会いました。その時は名刺交換して終わったけど、自分が松山に引っ越すことになって改めて思い出して、メールを送って...という感じです。 札幌で暮らした経験はあったけど、松山で生活するなんて想像もしていなかったし、何も下調べしていなかった。それが逆に良かったのかもしれない。人が優しいし、海も山も近い。札幌もみんないい人ばかりだったけど、松山はまた違った雰囲気がある。そしてこんなにみかんが美味しいことにびっくりしました。アメリカで生まれて、オレンジはオレンジ、それだけだと思って育ってきたから、みかんにはこんなに種類があって、それぞれが香りが違うことに感動しました。 あなたのチャレンジを教えてください! バランスをとることかなあ...。「アペロ時間」ってわかりますか?アペロはフランス語で食前酒って意味だけど、現地では食前酒の時間が「食前」にしてはかなり長くなることもあります。仕事が終わったら好きなバーとかパブで家族や友達と飲んで、その後レストランで美味しいご飯を食べて眠る。それって最高じゃないですか!日本のカジュアルな飲み会にも似ているけど、日本の場合は始まるのが遅いから、ちょっと違う。フランスでは16時くらいから飲み始めて、仕事も家族も忘れて、パブでワイン飲んでダラダラする、っていう時間が日常にあった。自分は向こうで小さい会社をやっていたから、すごく忙しくてアペロ時間はあまり取れなかった。今もそんなに時間は取れていないけど...とにかく「バランス」を意識しているといいことがあると思っています。シャワー浴びるときとか、バーで一人でお酒飲んでる時とか、アイデアが湧いてくることありますよね。仕事と家族と過ごす時間の間に、少しでもぼーっとしたり、勉強したり、自分のために当てられる時間があるといいよね。 飲みやすいクラフトビールの秘密は? 時々アルコール度数が高いって口コミを見ることもあるんですけど、今仕込んでいるもの(2023年3月時点)はそんなに度数が高くないので、あと1ヶ月くらいしたら飲みやすいビールがどんどん出てくると思いますよ。フランスで共同経営のブルワリーをやっていた時は、度数が高いものをあまり作らなかったから、今は色んなビールが作れて嬉しいです。 ビールに使われる基本の原料として、モルト・水・ホップ・酵母のうち、モルトがアルコール度数の高低を決められる。若い頃は、度数が低くて朝から夜まで飲めるものがいいと思っていたけど、今はハイアルコールのビールを作る面白さも感じ始めています。例えばウォッカとか、度数が高いものってそれだけで飲もうとすると喉を通りづらいですよね。だからハイアルコールビールは味のバランスを調整して飲みやすくするんです。味が濃いダブルIPAとかは、度数が高いけど、満足感もある。レシピのインスピレーションは、浮かんでくるというより、山之内さんが幅広いコネクションで色んな人や食材を結びつけてくれて、そこからアイデアを広げています。あとは自分でもインスタグラムとかで、他のブルワリーでどんなビールを作っているのか参考にしています。出来上がりはあらかじめイメージして作るけど、タイトルは作った後に決めることが多いですね。でも最近は、表現っぽいタイトルが好きで。そうそう、Stone Hammer とか、Breaking the Iceとか。別にネーミング担当じゃないんですけどね(笑)、表現を自分のテーマにしてる。 DD4Dにいない時、オフの時は何をしてますか? 家族と一緒に過ごしています。週末は上の娘2人を連れて出かけて、その間奥さんは末っ子のお世話をしたり、少しでも自分の時間を過ごしてもらっています。近くの公園に連れて行って、ぎりぎりまで遊んで帰るとか。そんなすごいことじゃないですよ(笑)。奥さんと食事に行くのは好きだけど、小さい子どもを3人一緒に連れて行くのは大変で、日本の飲食店はアメリカより子どもを受け入れるのに慣れていないみたい。あとは、休みの時でも、タップで繋いでいるビールの品質を確認しに千舟町に来ています。三津のファクトリーと千舟町を行き来して空樽を運ぶ時は、子どもたちも一緒に連れて行ってます。お菓子買ってあげるよーとか、公園行きますよー、とか、色んな文句で誘ってる。(笑) お客様へのメッセージ! 作り手の楽しさが伝わればお客さんにも楽しく飲んでもらえるのだと思います。自分達はここで好きなビールを作ってるから、お客さんにも楽しんでいただけたら一番嬉しいです! プロフィール アメリカのフィラデルフィア出身。20年前に札幌で英語の先生をしていた時に奥さんと出会い、アメリカで結婚、フランスに渡る。パリではブルワリー会社を共同経営したのち、家族で松山に移住。今はDD4Dのヘッドブルワーとして主に三津のファクトリーで製造を担当している。時々仕事終わりに千舟町でビールを飲んでいることもあるが、すぐに飲み干し保育園のお迎えに颯爽と出ていく3児のパパ。見かけたらレア。
4周年企画 DD4Dみんなのチャレンジ|着こなし&気回し上手な ママさんスタイリスト MANAMI
おかげさまでDD4D BREWINGは、2023年5月30日に4周年を迎えます。そこで、私たちの掲げるビジョン”「誰もが、自分の道を進める世界」をつくる”をテーマに特集ページ『DD4Dみんなのチャレンジ』を公開しました! DD4Dメンバーの挑戦やオフの姿などを知って頂くことで、クラフトビールを通じて一人でも多くの人の“一歩を踏み出すきっかけ”をつくることができればと私たちは考えています。 MANAMI "着こなし&気回し上手な ママさんスタイリスト" DD4Dに入ったきっかけは? DD4Dにブルワリーができる前、洋服屋だけやっていた頃からここでアパレル販売をしています。アパレル事業のT's Factoryに入った経緯で言うと、最初は別店舗のスタッフ募集に応募していたんだけど、面接の時に、私の好きなブランド「TODAYFUL」をDD4Dで扱ってることを初めて知って。その時の私の驚き喜ぶ様子を見て、当時の社長が「こっち(DD4D)で働いてみる?」と言ってくれたのがきっかけです。とにかく人とたくさん話すこの仕事が自分の性格と合っていたからか、気づいたらこの店舗で販売を続けて9年目になってました。DD4Dのビール事業が始まったのは、私が入って5年目になるころ。割と突然だったかな?完全に別事業だと思ってたから、こんなに関わらせてもらうようになるとは思っていなかった。私はビールが飲めないので、飲みに来てくれる方へ接客できるか正直不安だったけど、これまでのアパレル事業に新しいことを絡めて展開していくやり方はいいなと思ったし、ブルワリーがどんどん形になっていくのを楽しみに思っていました。 あなたのチャレンジを教えてください! もっとビールの知識を頭に入れたいです!私自身がお酒が飲めないというのもあってなかなか覚えられないのですが...。よく来てくれるお客さんに、味の特徴を聞いてメモしたりしてがんばってます。DD4Dのスタッフは、レイヤくん以外と一緒に店舗に立つ機会が少ないけど、みんな少ない出勤の中で、毎週変わるビールの種類をお客さんに説明できていて、すごいと思う。それに、みんなそれぞれこれまでのバックグラウンドを活かして自分の力を生かしたりアイデアを形にしていて、いつも刺激をもらっています。 あとは、今は子育ても頑張っている真っ只中です!頑張るっていっても、とにかく元気に、伸び伸びした優しい子になってくれることを願って日々子どもと接しています。 DD4Dにいない時、オフの時は何をしてますか? 家事をしてることがほとんど。たまに友達と予定が合えば、子どもを保育園に預けてる間にランチに行くこともあります。オンとオフの切り替えがはっきりしてる、ってレイヤくんにはよく言われます(笑) でも、接客している時もプライベートの時の自分も、テンションの差はそんなにないかも。自分が好きな商品を勧めるより、会話の中でお客さんが好きなものや本当に探しているものを知って、そこにマッチするような商品を合わせていくことの方が多いです。 だからなんでも話してもらえるように、親近感を持って気兼ねなく立ち寄ってもらえたら嬉しい。アパレルのお店って入りづらいと思ってる方もいるかもしれないけど、興味もって一歩踏み入れてくれたら、こんなゆるい感じでやってますよ、という気持ちでいます。 お客様へのメッセージ! ビールを飲みに、洋服を買いに、4年間変わらずに来てくれて、アパレル担当の私にも気兼ねなく話しかけてくれる常連さんに感謝しています。産休から戻ってきた時も声をかけてくれて、より打ち解けられたような感じがしています。DD4Dはもっと多くの方に、気兼ねなくこれる場所であり続けるので、これからもよろしくお願いします! プロフィール 生まれも育ちも松山。6年間勤めていた製菓の仕事を離れ、T’s Factoryに入社してDD4Dのアパレル販売に携わり9年目。最初はアパレル事業だけだったDD4Dがブルワリーへと生まれ変わる様子を見届けていたメンバーの一人。商品の展示会に行ってオーダーしたり、SNSでスタイリングを紹介したりするレディース商品の担当。平日の昼間は時々ビールのカウンターに入ることも。子育て真っ只中のお母さんとして、ずっと地元で暮らしてきたコテコテの松山っ子として、さまざまなお客さんの目線に立ったコミュニケーションでファンを多く集める。店長のレイヤさんからは「お姉」と呼び慕われて(?)いる。
4周年企画 DD4Dみんなのチャレンジ|着こなし&気回し上手な ママさんスタイリスト MANAMI
おかげさまでDD4D BREWINGは、2023年5月30日に4周年を迎えます。そこで、私たちの掲げるビジョン”「誰もが、自分の道を進める世界」をつくる”をテーマに特集ページ『DD4Dみんなのチャレンジ』を公開しました! DD4Dメンバーの挑戦やオフの姿などを知って頂くことで、クラフトビールを通じて一人でも多くの人の“一歩を踏み出すきっかけ”をつくることができればと私たちは考えています。 MANAMI "着こなし&気回し上手な ママさんスタイリスト" DD4Dに入ったきっかけは? DD4Dにブルワリーができる前、洋服屋だけやっていた頃からここでアパレル販売をしています。アパレル事業のT's Factoryに入った経緯で言うと、最初は別店舗のスタッフ募集に応募していたんだけど、面接の時に、私の好きなブランド「TODAYFUL」をDD4Dで扱ってることを初めて知って。その時の私の驚き喜ぶ様子を見て、当時の社長が「こっち(DD4D)で働いてみる?」と言ってくれたのがきっかけです。とにかく人とたくさん話すこの仕事が自分の性格と合っていたからか、気づいたらこの店舗で販売を続けて9年目になってました。DD4Dのビール事業が始まったのは、私が入って5年目になるころ。割と突然だったかな?完全に別事業だと思ってたから、こんなに関わらせてもらうようになるとは思っていなかった。私はビールが飲めないので、飲みに来てくれる方へ接客できるか正直不安だったけど、これまでのアパレル事業に新しいことを絡めて展開していくやり方はいいなと思ったし、ブルワリーがどんどん形になっていくのを楽しみに思っていました。 あなたのチャレンジを教えてください! もっとビールの知識を頭に入れたいです!私自身がお酒が飲めないというのもあってなかなか覚えられないのですが...。よく来てくれるお客さんに、味の特徴を聞いてメモしたりしてがんばってます。DD4Dのスタッフは、レイヤくん以外と一緒に店舗に立つ機会が少ないけど、みんな少ない出勤の中で、毎週変わるビールの種類をお客さんに説明できていて、すごいと思う。それに、みんなそれぞれこれまでのバックグラウンドを活かして自分の力を生かしたりアイデアを形にしていて、いつも刺激をもらっています。 あとは、今は子育ても頑張っている真っ只中です!頑張るっていっても、とにかく元気に、伸び伸びした優しい子になってくれることを願って日々子どもと接しています。 DD4Dにいない時、オフの時は何をしてますか? 家事をしてることがほとんど。たまに友達と予定が合えば、子どもを保育園に預けてる間にランチに行くこともあります。オンとオフの切り替えがはっきりしてる、ってレイヤくんにはよく言われます(笑) でも、接客している時もプライベートの時の自分も、テンションの差はそんなにないかも。自分が好きな商品を勧めるより、会話の中でお客さんが好きなものや本当に探しているものを知って、そこにマッチするような商品を合わせていくことの方が多いです。 だからなんでも話してもらえるように、親近感を持って気兼ねなく立ち寄ってもらえたら嬉しい。アパレルのお店って入りづらいと思ってる方もいるかもしれないけど、興味もって一歩踏み入れてくれたら、こんなゆるい感じでやってますよ、という気持ちでいます。 お客様へのメッセージ! ビールを飲みに、洋服を買いに、4年間変わらずに来てくれて、アパレル担当の私にも気兼ねなく話しかけてくれる常連さんに感謝しています。産休から戻ってきた時も声をかけてくれて、より打ち解けられたような感じがしています。DD4Dはもっと多くの方に、気兼ねなくこれる場所であり続けるので、これからもよろしくお願いします! プロフィール 生まれも育ちも松山。6年間勤めていた製菓の仕事を離れ、T’s Factoryに入社してDD4Dのアパレル販売に携わり9年目。最初はアパレル事業だけだったDD4Dがブルワリーへと生まれ変わる様子を見届けていたメンバーの一人。商品の展示会に行ってオーダーしたり、SNSでスタイリングを紹介したりするレディース商品の担当。平日の昼間は時々ビールのカウンターに入ることも。子育て真っ只中のお母さんとして、ずっと地元で暮らしてきたコテコテの松山っ子として、さまざまなお客さんの目線に立ったコミュニケーションでファンを多く集める。店長のレイヤさんからは「お姉」と呼び慕われて(?)いる。