4周年企画 DD4Dみんなのチャレンジ|DD4Dキャプテン KEITA

4周年企画 DD4Dみんなのチャレンジ|DD4Dキャプテン KEITA

おかげさまでDD4D BREWINGは、2023年5月30日に4周年を迎えます。そこで、私たちの掲げるビジョン”「誰もが、自分の道を進める世界」をつくる”をテーマに特集ページ『DD4Dみんなのチャレンジ』を公開しました!

DD4Dメンバーの挑戦やオフの姿などを知って頂くことで、クラフトビールを通じて一人でも多くの人の“一歩を踏み出すきっかけ”をつくることができればと私たちは考えています。

 

KEITA

 

DD4D BREWINGができるまでのストーリーを教えてください。

学生最後の夏に訪れたカナダで飲んだクラフトビールが、当時の自分にとって衝撃的な出会いでした。大学卒業後は、東京の大企業で働いていたけれど、その時のビール作りの光景と美味しさがずっと心に残っていて。よく行っていたビアバーで新しくオープンするブルワリーの発起メンバーと縁がつながり、代々木のY.Y.Gブルワリーに転職しました。今では関東、首都圏じゃ本当にすごい数のブルワリーがあるけど、当時はまだ東京で20軒もないくらい。醸造家は40代くらいが多くて、20代なんて自分以外まずいなかった。経験も知識もゼロ、先輩もほとんどゼロの状態から、手探りでビールを作り始めました。Y.Y.Gでは従業員として美味しい商品、売れる商品のことを考えながら、色々と自由にさせてもらえて、自分の作るビールが明らかに美味しくなっていく手応えも感じられるようになったのが、3年くらい経った頃。同じタイミングで、実家のアパレル事業であるDD4Dで、父親の後を継ぐって選択肢が出てきて。どうしても!って頼まれたって訳じゃないけど、愛媛に戻ろうかなと考えるようになりました。だけどせっかくなら自分の得意なこと、好きなこともやり続けたい、と思って、地元・松山でブルワリーを始めようと決めました。洋服のことは詳しくないけど、経営は好きでずっと勉強していたので、バックオフィスで何か力になれたら、とも考えていました。ブルワリーはなんとなく、街中に作りたいとは思っていたけど、こんなふうにアパレルと同じ建物でやるつもりじゃなかったです。とはいえ、色々物件を探してみたけど、賃貸で、ガンガン工事してビールタンクを入れられる物件って、なかなか自分でもイメージができなくて。その時、休憩がてらよく立ち寄っていたDD4Dの当時の店長が「ここでやったらいいんじゃない?」と提案してくれました。拠点が決まれば、そこからは早いですよね。入口から奥までずらりと商品が並んだアパレル店舗の後ろ半分を改装するということになって、湧きあがったイメージを元に図面を書いて、オープンの準備を始めました。松山に帰ろうと思うようになってから、1年くらいかけてできたのがここの場所です。

あなたのチャレンジを教えてください!

「みんなが好きなことを好きなようにチャレンジできる世の中」にすることが、チャレンジだと思っています。直接力にはなれないかもしれないけど、自分のやっていることを見て、「あの人がやってるなら、自分にもできるかも、やってみよう」とみんなが挑戦できるような空気にしていきたい。
 小中高、大学と進んで、就職して、自分のライフステージが進んでいくたびに「なんか違うな」って違和感が積み重なってきて。自分の人生じゃなくて、周りがよしとしてる人生をいっていて、自分に正直じゃないな、どんどん本当の自分とかけ離れていってるという気がしていました。そんな中で、これまでの海外での旅や留学の途中で出会った、好きなことをしながら好きなように暮らしている人たちのことを思い出した。一日中イカ釣ってるおっちゃんとか、ずっとゴロゴロ寝ていながらも、バナナを売って生活できてる人とか(笑)。これでも生きていける、っていうか、生きてるだけで楽しいんだから、面白いことやらないと勿体無い、って感じになってきて。本人にとって楽しい時間を過ごすこと、もっというと、時間も周りも気にせず「遊んでいる」ように働くことって、世の中にとってもいいことなんじゃないかと思うようになりました。今の時代の流れに逆行しているかもしれないけど、好きなことや、やりたいことなら、時間も忘れてどんどん働けるしパフォーマンスを発揮できる。そんな生き生きとした人が少しでも増えたら、この国はもっと良くなると思うし、人生はもっと楽しくなるんじゃないかな。人生の時間には限りがあるっていうのを、これまでの旅での出会いや別れの中で気づいて。生きてること自体が奇跡だって思うと、チャレンジすることで失うものってない。好きなことを好きなように、規模や売り上げを他と比べず、自転車を漕ぐみたいにバランスとりながらやって、自分の心の声に素直に生きていたいです。ジャングルに放たれたら、自分で食べ物を捕まえて生きていくしかない。そういう野生児みたいな、野生的な感覚の人が増えていったら楽しいと思います。そして、きっとそういう人にしか分かち合えないワクワクがあると思う。

 

DD4Dにいない時、オフの時は何をしてますか?

実は、それが今の課題で(笑)。3年目まで本当に休みがなくて、半年くらい前からやっと土日休みが取れるようになって、休みの日の使い方を考えてるところです。今は、時間があったらドライブに行きますね。一人でも、奥さんと一緒に行くのも好き。行ったことがない場所も、目的もなしに訪れることもよくあります。
20代の頃は、とにかく本を読んで勉強していました。年間100冊は絶対読んでた。本屋さんと一緒になってるスタバでずっと本を読んで、お腹空いたら近くのラーメン屋に行って、戻ってきて...一日中スタバにいると、店員さんもシフトが3回くらい入れ替わってた(笑)。ビールのことだけじゃなく、学術書、ビジネス書、見たこと、聞いたことのないものをとにかく頭に入れたかった。その当時に本で読んだことが、今の会社の経営でめっちゃ活きてる。

 

5年目に向けて、お客様へのメッセージ!

5年目にして、やっと余裕も出てきていろいろ出られるようになりました。いろんな人とお話したいし、いろんなところに呼んでほしいです!素敵な場所に住んでるから遊びにおいで!くらいのノリで気軽に全国各地にお邪魔したいです。実は今すでに新しいことを準備しているところですが、今後ももっと色んなところとコラボしていきたいとも思っています。ビール業界の枠も超えて、外向きの新しい企画もしていきたいです。よろしくお願いします!

プロフィール

1989年松山市生まれ。学生時代に旅先のカナダで出会ったホームブリューのビールに衝撃を受け、クラフトビールに興味を持つ。卒業後は東京で就職後、行きつけのビアバーで「新しくオープンするブルワリーで醸造家を募集している」、という話を聞き、代々木のY.Y.Gブルワリーに転職。オープンの立ち上げからヘッドブルワーとして醸造を始める。3年後の2018年、松山市にUターンして株式会社JAPANDEMIC COMPANYを設立。人と人、食材とお店、企業と地域...あらゆるものを掛け合わせてビールで繋ぐことを得意とする。普段は松山の街をママチャリで駆け回ったり、全国各地を飛び回ったりしているので、店舗で見かけることはごくまれ。県内外のビアフェスやイベントでは自らビールを売り、醸造にも携わっていて「いつ寝ているのか」と心配の声も上がるが、ロングスリーパーで8時間睡眠は欠かさない。

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